木使い、木の使い方の事なんだけどさー

まず、樹種…? 適材適所的な意味かな、難しいが面白い。

そんで向きや裏表、芯に近い方が裏で皮に近い方が表で柔い。

柱に使う場合は製材になっても山で立ってた向きで建てる、

それが常識で逆さに建てることを逆さ木とか言うんだ。

その他にも木と木のつなぎ方とか組み合わせ方とかいろいろと

『気』を遣う…木を気に置き換えても不思議と通じちゃう木使いなんです。

 

それで写真の説明(笑)

 

床柱なんだけども、この現場は建て替え現場、以前住んでた古い家に建ってた奴、

槐(エンジュ)の床柱、木に鬼って書く、なんかコワソーじゃない?

きっと仏教関係の意味合いがあって中国では尊貴の木、

また、これからもこの家を守ってくれるでしょう絶対に!

 

そんで床框に使わられてるのがオンコの木、一位の木とも言う、

聖徳太子が胸元で持ってる札みたいの、あれイチイ?

こいつも意味ありげな木、だって一位(イチイ)一番か?

この木は俺の父親が大工やってた時、縁起物でいつも使ってた!

ちょっとした処に、ただ踏んだりするような処には使わない木。

 

そんで次の板目がきれいな木、レッドオーク、外人か外木か?

赤楢ってとこかなーこないだ仕入れた木なんだけど結構綺麗だ!

そんで床の間の板がまだ仕上がってません…

ここにはクォーターパインって奴が納まる、外人いや外木で

こいつは自然塗料塗って魂入れするんだが,これが面白い!

塗ってふき取った後に筆で木目を書いたりする?木の気持ちになって?

木になったつもりで?! 解らんしょ?見に来てください!

 

今週末からロングランでこの御家展示します。こうご期待 🙂

 

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